土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
Print ISSN : 0289-7806
ISSN-L : 0289-7806
混合骨材コンクリートの諸特性とその推定手法に関する検討
佐伯 竜彦猪口 泰彦新野 康博長瀧 重義
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 2002 巻 711 号 p. 73-90

詳細
抄録
本研究は, 骨材資源の有効利用を目的とし, 密度が小さく吸水率が大きいため, 現在JIS等では使用が許されていない低品質骨材や再生骨材と電気炉酸化スラグや銅スラグを混合した場合のコンクリート用骨材としての適用性について基礎的な検討を行った. 混合骨材を用いたコンクリートのフレッシュ性状, 強度特性および耐久性を検討した結果, スラグ骨材および低品質骨材の両者の混合比率によってはコンクリート用骨材として十分な品質を持つことが確認された. さらに, 混合骨材コンクリートの諸特性を骨材の品質から推定する手法について基礎的な検討を行い, 定性的にではあるがそれが可能であることを確認した.
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top