抄録
空港着陸帯の植生には草刈りと刈草処分の管理業務が必要であり, 空港植生は施工面積が広大であることから, その業務に要する費用は多大なものとなっている. 植生管理のコストを縮減させるためには, 現在使用されている芝草に固執することなく, 矮生でほふく性能に優れた植物種を新たに導入する必要がある. 本研究では, 既往の検討で有望とされているグラウンドカバープランツに注目し, 植生実験に基づいて適用性を評価すると共に, コスト縮減に対する有効性について検討した. その結果, イワダレソウを主体としたグラウンドカバープランツは空港着陸帯に対して有効であり, 速やかに地表面を導入植物の枝葉で密に覆って雑草侵入を抑制することが維持管理コストの縮減につながることを確認した.