発達障害研究
Online ISSN : 2758-9048
Print ISSN : 0387-9682
障害者相談支援事業における乳幼児の支援の課題と展望
ソーシャルワークの実践から見えたもの
野崎 陽弘
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2021 年 43 巻 2 号 p. 174-184

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抄録
本稿では,主に知的障害・発達障害児における乳幼児期の相談支援の課題に対し,筆者の実践をふまえて解決の方途を展望することを目的とした.障害者相談支援事業においては,基幹相 談支援センターの設置や法定研修のカリキュラムの見直し,相談支援体制の整備や人材の養成,さ らには法定研修と地域での実地研修(On the Job Training;OJT)とが連動した人材育成の取組 みが推進されている.一方,児童期,特に乳幼児期の相談支援においては計画相談支援の提供が十分でないことや,質の向上が課題であると指摘されている.それらをふまえて,乳幼児期の支援や人材育成,相談支援の体制整備における筆者の実践を報告するとともに,実践上求められるあり方について考察し,展望した.今後,特に乳幼児期の相談支援においては,改めて相談支援専門員の役割や求められるスキルを明確化するとともに,各地域で児童発達支援センターを含めた,連携による相談支援を具現化していくことが求められる.
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© 2021 日本発達障害学会
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