土木学会論文集
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最終処分場に敷設された遮水シートの許容局所沈下量
宇佐見 貞彦今泉 繁良葛巻 賢二
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2002 年 2002 巻 722 号 p. 37-48

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抄録
廃棄物の最終処分場に遮水材として敷設されている遮水シートは, 基盤の不等沈下に伴って変形し, 引張ひずみが生じる. 本論文では, 上載圧, 下部保護砂層の厚さ及び遮水シートの種類を変えた落とし戸模型実験を行い, これらが沈下形状と遮水シートに発生するひずみ分布に与える影響について把握し, 修正 Trough モデルで仮定された下部保護砂層のせん断破壊面の傾斜角を確認した. 次に, アーチ効果により沈下部直上の遮水シートに作用する土圧の低減現象が生じていることを確認した. そして, このアーチ効果と遮水シートの応力-ひずみ曲線の非線形性も勘案した非線形修正弾性モデルを提案し, 遮水シートに生じる軸ひずみを計算してその精度を検証した. さらに, このモデルに基づき最終処分場に敷設する遮水シートの許容局所沈下量を提案した.
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