筆者らはコンクリートセグメントの形状管理システムにCCDカメラを利用した計測システムを適用した. 本システムでは, 計測精度を向上させるために高い位置決め精度を有する旋回装置の上にカメラを取り付けて計測する方法を採用した. 写真測量ではカメラがキャリブレーション時の位置から地盤沈下等により変位した場合基準点等により外部標定要素の補正を行うが, 本論ではこの方法がレンズ中心と旋回中心の一致していない装置においても有効であることを確認した. また, 本システムでは平面幾何の公式と共線条件方程式を使ってカメラ画像から部材厚を計測する方法を開発した.