土木学会論文集
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石炭灰のコンシステンシーの評価とその応用に関する実験的検討
末次 大輔宮田 喜壽木暮 敬二落合 英俊
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2004 年 2004 巻 771 号 p. 111-120

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抄録
石炭灰のコンシステンシーの評価法と, その力学特性の推定への適用性について, 室内試験を実施して検討した. 混合水量の変化に伴う石炭灰の状態を分類し, コンシステンシーの評価法をセラミックス工学やコンクリート工学の考え方をもとに確立した. フォールコーン試験でそれらを簡便に評価できることを明らかにした. 水中落下法で作製した供試体の初期間隙比と圧縮指数を調べ, それらと本研究で提案するコンシステンシーに基づく指標との間に高い相関があることを明らかにした. 本論文で提案する石炭灰のコンシステンシーの評価法は, 石炭灰を埋立材料として用いる場合に有益と考えられる.
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