土木学会論文集D1(景観・デザイン)
Online ISSN : 2185-6524
ISSN-L : 2185-6524
和文論文
既成住宅市街地個別更新における敷地動態選択モデル推定とシミュレーションによる住宅地景観形成と相互作用に関する研究
國分 昭子羽藤 英二
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2013 年 69 巻 1 号 p. 29-41

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抄録
 既成住宅市街地の個別更新においては,相続その他の理由からおこる敷地細分化等を要因として,良好な住環境や街路景観の変化がおきているとされる.持続的な住宅地形成の観点において,個々の空間改変の積み重ねによって成立していく身近な生活空間,一般的な住宅地における景観形成の過程を記述し,施策の効果検証の可能性を探ることは重要である.本研究は,拡大基調と定住化傾向にある東京圏の人口の受け皿として一定の役割を果たしている既成住宅市街地個別更新に着目する.東京都目黒区の第一種低層住居専用地域を中心に住宅地更新と敷地変容の実態を把握した上で,敷地動態と空間改変選択におけるモデル構築を行い,住宅地景観形成における相互の影響作用を確認する目的にてシミュレーションを行う.
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© 2013 公益社団法人 土木学会
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