抄録
本研究は珪砂に塑性の異なる3種類の細粒土を様々な混合比で作製した混合土に対し,拘束圧を変化させて非排水三軸圧縮試験を行ったものである.混合土の非排水せん断特性は細粒土の混合度合に応じて,砂主体から細粒土主体の挙動へ移行し,その境界は塑性を有する粘性土を混合した場合,細粒分含有率Fc=30%付近であった.一方,非塑性シルトを主体とした細粒土を混合した場合は,混合比によらず砂と同様の挙動がみられた.砂が主体の混合土はせん断により変相点に達した後膨張挙動を示したが,細粒土を主体とした混合土は変相点を示さず限界状態に至った.破壊時のせん断抵抗角は細粒分含有率との関係において,混合土の種類によらずほぼ一定の値を示し,変相点は塑性指数10程度,粘土分含有率15%程度以下でみられることが明らかとなった.