土木学会論文集C
Online ISSN : 1880-604X
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和文論文
破砕・石灰混合・締固めにより改良された窯業副産物キラの骨格構造概念に基づく解釈
中野 正樹山田 英司
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2009 年 65 巻 2 号 p. 518-531

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抄録
 窯業副産物であるキラを地盤材料として利用するため,粉砕,石灰混合(石灰混合率3%)により団粒化させ,締固めたキラ改良土の力学挙動を,室内試験および数値解析により解釈し,以下の結論を得た.1) 未改良キラの非排水せん断挙動は,砂のそれに類似し,骨格構造の働きに着目すると,せん断に伴う過圧密解消と構造劣化の速度が同程度であると解釈できた.2) 仮置きなしでの改良土の一軸圧縮強度は,28日養生により500kPaまで上昇し,0日養生の約5倍となった.また28日養生の一次元圧縮量も0日養生の1/2程度になった.3) 仮置きなしでの改良土の力学挙動をSYS Cam-clay modelの構成式応答によって再現した結果,破砕,石灰混合,締固めによって発展則パラメータが変化し,構造劣化速度,過圧密解消速度が遅くなった.また養生により初期構造が高位に,初期過圧密比が大きくなった.
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© 2009 社団法人 土木学会
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