土木学会論文集C
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和文論文
スラリー状で打設した石炭灰の強度特性と最適混合水量の評価法
末次 大輔宮田 喜壽
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2009 年 65 巻 3 号 p. 663-672

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抄録
 石炭灰は混合水量によって,団粒状態,流動状態,分離状態を示す.本研究では混合水量の異なる3種類の石炭灰について三軸圧縮試験を行い,石炭灰の強度特性に及ぼす混合水量の影響を調べた.石炭灰の強度特性はスラリー作製時の状態の影響を受け,最大のせん断強度を発揮する混合水量が存在することが明らかになった.著者らが提案する石炭灰のコンシステンシー指標を用いると,その混合状態を合理的に推定できることを示す.そして,フォールコーン試験結果から最適混合比を簡便に評価できることを示す.
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© 2009 社団法人 土木学会
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