土木学会論文集F3(土木情報学)
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和文論文
前後進コンパクタの走行速度を利用した地盤の低剛性地点検出手法の提案
橋本 毅藤野 健一建山 和由
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2013 年 69 巻 1 号 p. 1-9

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抄録
 小型平板式振動締固め機械の一つである前後進コンパクタの走行速度が地盤剛性によって変化する現象を利用し,走行速度を測定することによりリアルタイムに地盤剛性を推定する手法の確立を目的とした検討を行った.まず数値計算により走行速度と地盤剛性との関係について考察を行ったところ,現状では走行速度から地盤剛性を推定することは困難であるが,地盤剛性が著しく低い地点(ウィークポイント)を推定することは可能であることが解った.よってその結果をもとに走行速度からウィークポイントを推定する手法の提案を行い,さらにこの手法の適用性を実際の前後進コンパクタを用いた室内実験ピットにおける土槽実験にて検証した.
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© 2013 公益社団法人 土木学会
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