土木学会論文集F3(土木情報学)
Online ISSN : 2185-6591
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特集号(報告)
GISを用いたバス路線計画とその可視化による震災復興支援に向けての提案
物部 寛太郎徳永 幸之
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2013 年 69 巻 2 号 p. II_28-II_35

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抄録

 東日本大震災からの復興において,まちづくり,産業や公共・防災設備など,様々な要素を統合的に分析できるGISの利用は,非常に有効となる.しかし,GISを用いた分析結果を有効に活用するためには,誰もが簡単に復興計画のイメージを共有できるような,情報の可視化を実現する必要がある.
 そこで,本研究では,Google MapsとGoogle Earthに着目した.被災自治体とのKMLによるデータ共有によって,GISソフトウェアとGoogle Mapsの並行利用を目指した.また,GISソフトウェアを用いた分析結果をKMLに変換することで,Google Earthにおいて可視化を行った.そして,宮城県山元町における,復興計画や防災情報等の情報をGoogle Earth上で表現することによって,震災復興に向けての支援を目指した.

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© 2013 公益社団法人 土木学会
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