抄録
本研究では,現地事務所の保全計画策定作業を支援することを目的として,幾何情報(CAD図面,SXF形式[.P21/.SFC])および属性情報(SAFファイル,XML形式)をデータベースと連携させることを試みた.SAFの中に含まれるIRI等点検情報とSXFとを連動させ,データベースで点検情報を更新することによって,例えば,ある舗装面の色(補修レベル)などが連動して変更できると考えた.属性の適用方法は,SXF Ver. 3.1の属性付加機構を利用し,属性ファイル用属性付加機構(ATRF)を適用する.構築したデータベース上から,Web経由で,道路情報(中間ファイル:EXCEL)のアップロードとダウンロード,車線ごとのIRI表示,および,CAD図面と属性情報との連携が可能となる.