抄録
地下空間開発の過程では,調査・計画・設計・施工の各ステージにおいて膨大な情報が収集される.地下空間の合理的設計・施工を実現するためには,これらの情報を適確に設計施工へとフィードバックすることが重要となる.また,構造物管理の面においてもこれらの情報はその基礎資料となるものである.しかしながら,実際に収集される情報量は余りにも膨大なため,個人の能力でこれらを管理することは不可能に近い.本論文では,WEB 3DとRDBMSを援用して4次元仮想現実空間をPC上に構築し,この仮想現実空間内を自由に移動することで,この膨大な情報群を直感的に管理・処理することのできるシステムの基本構造を設計し,その実用性を検証した.