土木学会論文集D
Online ISSN : 1880-6058
ISSN-L : 1880-6058
和文報告
高速道路トンネルの合理的な点検システムの提案
佐野 信夫馬場 弘二山田 隆昭吉武 勇中川 浩二西村 和夫
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2007 年 63 巻 3 号 p. 391-400

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抄録

 トンネルにおける点検作業は,効率的に実施することが望まれている.高速道路トンネルにおける覆工コンクリートの詳細点検は,高所作業車を用いた近接目視と打音点検が主体となっている.本研究で提案する点検システムは,1)走行速度60km/h程度でも計測できる車両を用いて,2)覆工コンクリート表面画像の机上点検から健全度の劣るスパンを特定し,3)そのスパンに限定して従来の近接目視・打音点検を行うものである.この点検システムにより,点検技術者による現地点検回数の低減に伴う点検費用の削減,点検・調査の迅速化,安全性判断の早期化,詳細点検計画の効率的な立案などが可能となった.

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© 2007 社団法人 土木学会
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