抄録
舗装はロードローラーで転圧して構築するため,縦方向と横方向の力学特性が異なることが予測される.特に粒状材では実験的に異方性があることが確認され,その機械的性質を測定することも行われている.そこで,本研究では,舗装を水平面内では等方性,直交する面は異方性で,且つ各層はフォークトタイプの粘性を考慮した多層粘弾性構造としてモデル化している.その表面に衝撃的荷重が作用するとき,舗装内部の任意の点の変位,応力,ひずみを決定できる理論解をHankel変換とFourier変換を用いて誘導している.理論解を用いて応答解析を行い,等方性と比較し異方性の力学特性を明らかにしている.