土木学会論文集F
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和文論文
温度分布凍土ばりの曲げ強さの解析と凍土設計平均温度評価法の考察
加藤 哲治伊豆田 久雄櫛田 幸弘
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2007 年 63 巻 1 号 p. 97-106

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抄録
 現行の凍結工法では,適当な間隔で埋設した凍結管の中に冷却液を循環させて凍土壁を造成するので,凍土壁内には温度分布が存在する.このため,凍土壁内の変形係数や強度は場所ごとに異なっているが,通常では凍土の平均温度を用いて強度に対する安全率の評価を行っている.しかも,このような温度分布ばり凍土の強度問題を論じた研究は少ない.そこで,温度分布を持つ直ばりに初等ばり理論を展開し,解析解を求めた.さらに,FEMでしかできなかった現場凍土壁の検討に,算術計算のみで使用できる計算式を提案し,その応用として現行の平均温度評価設計法の妥当性も考察した.また,先行研究で報告されている温度分布を持つ曲げ試験のデータと比較して,本解析法の妥当性の確認を行い,仮定条件に基づく誤差などの補正を検討した.
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© 2007 社団法人 土木学会
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