土木学会論文集F
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和文報告
女神大橋斜ベントのスイング撤去工法に関する考察
北原 雄一三好 哲典高橋 昌義高橋 和雄
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2009 年 65 巻 1 号 p. 84-93

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抄録

 長崎県の長崎港口に建設された女神大橋(鋼斜張橋,中央径間480m )の主桁架設は,バランシング架設が採用され斜ベントが設置された.斜ベント撤去において地形的要因から直下への吊り降ろしが困難で途中に横移動(スイング)の必要があった.
 本稿は,この斜ベントの撤去作業を対象として,ワイヤクランプジャッキを使用したスイング撤去工法の考察を行った.まず,撤去材の横移動で生じるワイヤ転向部でモノマーキャスト(MC)ナイロンを緩衝材として使用するため,材料試験にて耐久性を確認した.次に,この緩衝材を用いたワイヤ転向設備を桁内に配置し,実工事においてワイヤクランプジャッキによるスイング撤去を実証した.

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© 2009 社団法人 土木学会
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