土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第64巻
ベイズ手法を用いた信頼区間の将来変化予測 -アンサンブル気候予測データへの適用-
清水 啓太山田 正山田 朋人
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2019 年 75 巻 2 号 p. I_301-I_306

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抄録

 地球温暖化に伴う気候変動による降雨の激甚化に対応した洪水リスク評価の構築は,我が国における喫緊の課題である.同リスク評価の構築に向けては,地球温暖化進行時における極端現象の生起リスクを推定可能とする,アンサンブル気候予測データベースを活用した,計画降雨量の信頼区間の算定が検討されている.一方,従来慣用されてきた計画降雨量の算定手法は,過去の観測実績のみを採用しており,気候変動の影響を考慮していない.本研究では,観測値を得るごとに推定量の更新を可能とするベイズ統計理論を用いて,同データベースの将来4℃昇温実験結果を取り込み,採用確率分布とその信頼区間を更新する手法を構築した.同手法により,過去の観測実績と地球温暖化の影響を考慮した計画降雨量とその信頼区間が把握可能となる.

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© 2019 公益社団法人 土木学会
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