2019 年 75 巻 2 号 p. I_457-I_462
本研究では,底流と越流を用いた水位・流量制御を特徴とするチェックゲートを作成し,水理模型実験を実施し,流況に及ぼすゲート構造の影響について,流量公式中の流量係数Cを指標とした評価を行った.水理実験においては,ゲート開度dに対する底流と越流の離隔wの比d/wが0.12~0.14の範囲にて,底流ゲートの流量係数Cはd/wの増減に関係無く概ね一定であったの対し,越流セキの流量係数Cはd/wが増大するにつれて1.17~2.02の範囲で大きくなった.また,底流と越流の複合時には,底流流入部の流れが越流セキ上流部の流速に影響を及ぼすことにより,全水頭が変化し,その結果として,越流セキの流量係数Cが変化したものと推察された.