土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第64巻
出し平ダムと宇奈月ダムの連携排砂時の土砂動態に関する研究
鈴木 航平福岡 捷二内堀 伸吾大坪 祐介
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 75 巻 2 号 p. I_835-I_840

詳細
抄録

 黒部川の宇奈月ダム,出し平ダムでは,ダムの機能維持,下流河道の河床低下防止,海岸侵食軽減等を目的に連携排砂が行われ,河床低下や海岸侵食の回復が見られるようになってきた.しかし今なお一部区間の河床低下や大粒径材料の不足が進行しており,治水・環境上の課題となっている.そのため,連携排砂機構を適切に理解し河川管理に活かす必要がある.本文では,出し平ダムからの洪水流ハイドログラフと排砂量グラフを考慮した貯水池河道モデルを構築し,複雑な貯水池-河川システムにおける連携排砂時の土砂移動機構について検討を行った.その結果,出し平ダムのゲート操作の各時間帯によって出し平ダム直下流で異なる土砂移動特性を示し,連携排砂時には最大300mm粒径を含む50mm-100mmの粒径集団が多く通過することが分かった.

著者関連情報
© 2019 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top