土木学会論文集D3(土木計画学)
Online ISSN : 2185-6540
ISSN-L : 2185-6540
土木計画学研究・論文集 第33巻(特集)
破堤確率と上下流の関係を考慮したリスク評価に基づく流域治水計画策定方法
大野 峻杉浦 聡志高木 朗義
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2016 年 72 巻 5 号 p. I_149-I_158

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抄録
本研究では,破堤を確率事象として捉え,破堤による流量低減等の上下流の関係を考慮した流域全体のリスク評価手法を構築した.また,構築した評価手法を用いて,流域全体の氾濫リスクを最小にする整備戦略決定方法を提案した.さらに,提案した戦略決定方法を仮想氾濫原に適用し,その挙動を確認した.その結果,流域の土地利用等の条件によっては上流域に堤防高の低い堤防を整備する戦略が最大の便益を生じるケースがあることを示した.今後は提案した戦略決定方法を実河川に適用するため,破堤確率や洪水被害額等の算定方法の精緻化を図る.
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© 2016 公益社団法人 土木学会
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