土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.30
オープンデータを用いた定量的海岸景観評価手法に関する研究
市村 康松原 雄平五島 幸太郎
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 70 巻 2 号 p. I_157-I_162

詳細
抄録

 本研究では,オープンデータを用い,鳥取県景観マップを作成し,海岸景観形成ガイドラインに従い,景観構成指標を自然環境基盤,生態環境,生活環境の3つの視座に分類される景観構成指標から景観指標を求めた.次に,筆者らが開発した景観感性設計システムと合わせて分析を行い,同評価方法の有用性について検討したので,その結果について報告する.
 景観感性設計システムと今回開発手法は,ほぼ同じ結果を示し,手法の有効性が示された.景観感性設計システムは,アンケートを行うため多大な労力がかかる.しかしながら,オープンデータを用いた手法は,GISを用いているため比較的簡便に評価が行えるメリットがある.

著者関連情報
© 2014 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top