抄録
多様な国民ニーズに応えるためには,道路機能の観点から舗装の維持管理ニーズを評価するアウトカムが必要である.道路機能には多数の路面特性が関係しており,単一の路面特性で評価することはできない.一種の複合指標である維持管理指数(MCI)には道路機能の観点が欠けている.本研究では,路面特性値をその補修閾値を考慮して正規化するとともに,各路面特性に係る道路機能別の重みを設定する.その上で,安全,快適,構造という3種類の道路機能別の路面健全指数(SHI)および機能別SHIを統合した総合SHIを提案する.さらに,国内の主要幹線道路を対象とした適用事例を通じて,提案した複合指標の有用性を実証的に分析する.