土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
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和文論文
  • 西澤 辰男, 高井 健志, 野呂 直史, 倉戸 伸浩, 中村 康広
    2020 年 76 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/01/20
    ジャーナル 認証あり

     30年を経た東海北陸自動車道路のコンクリート舗装横目地の構造健全度を評価するために,3次元有限要素法(3DFEM)に基づいた構造モデルによって,FWDたわみから各層弾性係数および目地劣化過程を推定する方法を採用した.健全な状態からダウエルバーが切断しかつ路盤に空洞が発生している状態まで5段階の構造モデルを構築し,ランダムに生成された弾性係数によるFWDたわみのデータベースを作成して逆解析に用いた.コア削孔による路盤面の空洞調査および開削調査の結果との比較により本手法の妥当性を検証した.本手法により当該コンクリート舗装の横目地の構造評価を実施した結果,最近6年間に劣化が進行していることが分かった.さらに,応力解析を行い,劣化過程がコンクリート版の曲げ応力に及ぼす影響について検討した.

  • 吉本 徹, 亀田 昭一, 佐藤 良一
    2020 年 76 巻 1 号 p. 18-35
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/20
    ジャーナル 認証あり

     高さが150mm,300mm,450mmの供試体を用い疲労破壊回数に対する寸法効果を実験的に検討した.応力比は0.7,0.8および0.9である.応力比0.7の場合供試体高さの増大につれて破壊回数は増加した.0.8では寸法効果は小さく,0.9では300mmと450mm供試体の破壊回数は概ね同一であったが150mm供試体のそれよりは大きかった.この結果に基づき所要の破壊確率における供試体高さおよび応力比をパラメータとする曲げ疲労曲線を提案した.長期間供用された国道のコンクリート舗装のひび割れ調査による疲労ひび割れ発生比率と本提案および2007年制定舗装標準示方書の疲労曲線に基づいて算定した破壊確率との比較から本疲労曲線の有用性を示し,さらに実務に資するため舗装用コンクリートの寸法効果を考慮した設計曲げ疲労曲線を提案した.

  • 木下 孝樹, 鎌田 修, 白井 悠
    2020 年 76 巻 1 号 p. 36-50
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/07/20
    ジャーナル 認証あり

     近年,わが国の道路橋鋼床版において,デッキプレートなどに疲労き裂が顕在化している.これらには各種の対策が実施されているが,予防保全を兼ね,鋼床版上面に鋼繊維補強コンクリート(SFRC)を基層または表層および基層に用いた舗装(以下,SFRC舗装と称す)を施工した資産ストックが急増している.鋼床版とSFRC舗装は,特別に開発されたエポキシ樹脂系接着材を使用し,強固に接合されている.一方,現時点でSFRC舗装の耐久性は不明確であるが,将来,何らかの理由でSFRC舗装を再構築する必要が生じた場合,鋼床版を傷付けずに低騒音でSFRC舗装を撤去する工法は未検討である.筆者らはSFRC舗装撤去工法の確立が必要と考え,本研究において,鋼床版とSFRC舗装の接合に解体性接着技術の適用を試み,実用化が可能な成果を得たものである.

ノート
  • 海野 寿康, 黒坂 明善, 仙頭 紀明, 飯高 裕之, 馬場 弘毅
    2020 年 76 巻 1 号 p. 12-17
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/02/20
    ジャーナル 認証あり

     セメント・アスファルト乳剤安定処理路盤材料の繰返しせん断変形特性と液状化強度について非排水繰返し三軸試験を実施して把握を試みた.試験に用いた試料は,粒状路盤材料,セメント,アスファルト乳剤である.その結果,緩い粒状路盤材料の液状化強度RL20=0.12に対して,アスファルト乳剤安定処理路盤材料はRL20=0.22,セメント安定処理路盤材料はRL20=0.47であり,セメント・アスファルト乳剤安定処理路盤材料ではRL20=0.56と,粒状路盤材料の液状化強度に比べ約4.7倍の液状化強度を有する.この液状化強度の向上はセメント・アスファルト乳剤安定処理路盤材料中のセメントおよびアスファルト乳剤の効果によるものである.

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