土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
舗装工学論文集第21巻
コンテナホームのアスファルト舗装における破壊確率推定方法に関する基礎的研究
上浦 正樹三浦 康夫
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2016 年 72 巻 3 号 p. I_195-I_201

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抄録
 JR貨物では多層弾性理論に基づく理論設計法を取り入れた独自の設計マニュアルを作成し,全国のコンテナホームの新設を行ってきた.これらのコンテナホームでは主にフォークリフトにより舗装の供用性が低下する.そこでJR貨物では全国のコンテナホームで継続的にFWD試験と平坦性測定によりデータを蓄積している.本研究ではこれらのデータからCAE路盤で施工された8コンテナホームを対象に多層弾性理論による逆解析により舗装各層の弾性係数を推定した.次にこれらの結果とCAE路盤の層厚及びフォークリフトの累積交通とで重回帰分析を行い,これらの関係式を得た.これに基づき各コンテナホームで累積交通量が設計交通量と等しくなる段階について信頼性理論に基づく破壊確率を推定した.これから推定した破壊確率の有用性を検討した.
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© 2016 公益社団法人 土木学会
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