2019 年 75 巻 2 号 p. I_57-I_65
本論文は,タイヤ/路面転がり抵抗性能の間接的評価方法の検討として,路面プロファイルデータをタイヤ接地面としてのマクロテクスチャ領域と,メガテクスチャ-ラフネス領域(以下,ラフネス領域)との2つの波長領域に分けて,転がり抵抗係数を推定する方法の検討結果について報告するものである.マクロテクスチャ領域は,二次元の平面テクスチャデータを用いた解析,ラフネス領域は,一次元プロファイルデータをウェーブレット解析することにより解析を行った.その結果,重回帰式の説明変数にマクロテクスチャ領域はピーク値からの下がり0.5mmのときの表面積比と,ラフネス領域は波長0.08~5.12mのプロファイルから求めたRMSを用いることで,IRI,MPDを説明変数に用いるよりも精度の高い推定式を提案できた.