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土木学会論文集A1(構造・地震工学)
Vol. 70 (2014) No. 4 p. I_369-I_383

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http://doi.org/10.2208/jscejseee.70.I_369

地震工学論文集第33巻(論文)

 2011年東北地方太平洋沖地震により,宮城県石巻市の新北上川の堤防は,津波で破堤したとされているが,津波前の地震動により堤防の沈下が発生し,津波により堤防被害が増長した可能性がある.本研究では,津波遡上の影響範囲にある河川堤防における地震動および津波の複合的な影響に着目し,河川堤防の被害に関する再現解析を実施した.まず,地震動の影響に関して,現地で実施した常時微動計測に基づいて評価した本震の地震動により動的有効応力解析を実施した.次に,津波の影響に関して,地震動による残留変形下の津波越流解析を実施した.その結果,津波による破堤区間と未破堤区間において,地震動による残留変形下の堤防での津波の越流特性(流速等)の差異が明らかになり,津波遡上域にある河川堤防の耐震性と耐津波性の複合関係および津波対策としての耐震性の重要性が明らかになった.

Copyright © 2014 公益社団法人 土木学会

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