2019 年 75 巻 4 号 p. I_541-I_553
近年,内部空間を道路として用いる道路ボックスカルバートは断面寸法の大型化が進んできており,それら道路ボックスカルバートの地震時挙動については未だ不明な点が多い.本研究では,数値解析により道路ボックスカルバートの躯体部に生じる損傷状態の検証はもとより,その直上に設けられることが多い盛土道路への影響を把握することを目的に,盛土地盤の上面における変状等についての検証を行った.本解析検討の結果,土被りが小さく断面形状が正方形のケースでは,躯体部及び盛土道路部で損傷が生じるが,その程度はそれ程大きくないという結果を,その他の構造条件のケースでは,躯体部では損傷が生じず,盛土道路部では損傷は生じるがその程度は非常に小さく車両の走行性にほとんど影響を与えないという結果を得た.