地域の小中学校における医療的ケア児支援に関する教員および看護職のかかわりの様相と認識を明らかにすることを目的とし、文献検討を行った。医学中央雑誌(Web版)、CiNii、CINAHL、PubMedによる検索を行い、選定基準を満たした22件を分析した。教員と学校看護師の協働として、看護師と養護教諭、看護師と特別支援学級担任や通常学級担任のかかわりが報告され、それぞれの職種の専門性や経験により協働の現状や、医療的ケア児支援や学校看護師の役割についての認識は異なっていた。同一校での教職員や学校看護師の視点の違いを比較した研究は1件のみであった。今後、「医療的ケア」の用語の概念分析や標準化、特別支援学級在籍児が通常学級と交流・学習する場面での現状、通常学級在籍児の現状など、在籍学級を考慮した研究、各教員や学校看護師の教育的背景や経験、立場による視点の違いが存在することを考慮した研究の必要性が示唆された。