目的:採血を受ける幼児の「がんばった」を支援するために作成した看護師を対象とした学習プログラムの効果を看護師の認識と実践の変化から明らかにすること。
方法:A病院の小児科病棟に勤務している卒後3年目の看護師2名を対象とした。学習プログラムはミニレクチャー、その後のワークで構成した。学習プログラム後に行ったインタビューを質的帰納的に分析して効果を評価した。
結果:17カテゴリー、50サブカテゴリー、93コードが得られた。認識への効果は「エビデンスが得られたことで生じた実践しようとする意思」、実践への効果は「実践しようとする意思が生じたことにより増加したケアの頻度」が見出された。
考察:学習プログラムは看護師の省察的実践のサイクルを円環的に展開することを支援し幼児の「がんばった」を支援するケアを促進させた。
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