大阪赤十字病院リウマチ・膠原病内科
大阪赤十字病院腎臓内科
2008 年 31 巻 3 号 p. 178-182
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67歳,女性.Rheumatoid arthritis(RA)患者の治療として,エタネルセプト(ETN)を投与中に,微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)を発症した.腎生検後,ETNを中止し,ステロイド剤の投与で,MCNSはほぼ完治した.ETNの投与により,MCNSを来たしたRA症例は今迄に本邦では報告が無く,また海外の文献でも数例を認めるに過ぎず,非常に稀であると考えられ,症例呈示と共に,その病態メカニズムに文献的考察を加えた.
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