日本臨床免疫学会会誌
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症例報告
新生児の環状紅斑出現を契機にシェーグレン症候群疑いと診断された一例
南家 由紀八子 徹小竹 茂
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2010 年 33 巻 3 号 p. 154-156

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抄録
  症例は30歳女性.2008年9月,第1子出産.2008年10月,新生児に環状紅斑出現.新生児ループスと診断.2008年11月,母親の精査目的で来院.シルマーテスト,ガムテスト陽性.抗SS-A抗体,抗SS-B抗体陽性.血清IgG 2918 mg/dlと上昇.シェーグレン症候群疑いと診断した.出産前無症状であった母親が出産後新生児の環状紅斑出現を契機にシェーグレン症候群疑いと診断された.文献的考察を加え報告する.
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© 2010 日本臨床免疫学会
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