日本臨床免疫学会会誌
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W1-4  関節リウマチに関連する間質性肺病変とHLA
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2012 年 35 巻 4 号 p. 300b

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抄録

【目的】関節リウマチ(RA)にしばしば伴う間質性肺病変(ILD)は関節外病変の一つであり,予後に関わることが知られている.RAとヒト白血球抗原(HLA)との関連についての研究は多いが,RAに伴うILDとの関連に関する報告は極めて少ない.そこで,HLAとRAに伴うILDとの関連解析を行った.
【方法】ILDの有無が明らかなRA症例のHLAについて,関連解析を行った.
【結果】HLA-DRB1*04, shared epitope (SE), DQB1*04はILD発症のリスクと負の関連を示し,DRB1*16, DR2 group (DRB1*15, *16), DQB1*06はILD発症と正の関連を示した.

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© 2012 日本臨床免疫学会
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