日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P9-004  全身性強皮症患者における酸化LDLと臨床症状との相関の検討
小寺 雅也稲葉 由季菅原 京子浦田 透伊藤 有美稲坂 優田中 義人堀澤 七恵臼田 俊和
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2014 年 37 巻 4 号 p. 372b

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抄録
  動脈硬化性病変の二次発症の予測血清マーカーとして酸化LDL(MDA-LDL)が注目されている.酸化LDLとは酸化的変性を受けたLDLの総称であり,LDLの主要な蛋白であるアポBが修飾されたものである.関節リウマチ,全身性エリテマトーデス(SLE)患者でMDA-LDL高値であることが報告されているが,これまで全身性強皮症(SSc)患者における報告はない.今回我々は,MDA-LDL値とSSc患者の臨床症状との相関について検討した.SSc患者では,MDA-LDL高値例が多く,MDA-LDL/LDL-C比は,SScはSLEと比較して高値であった.酸化LDLは,強皮症患者においても高値例が多く,それは,強皮症患者の動脈硬化性病変を反映しているのかもしれない.また,IgGと酸化LDL/LDL-C比は正の相関があり,免疫反応の強さを反映している可能性がある.%DLcoの低下やKL-6,SP-Dと酸化LDL/LDL-C比は正の相関があり,強皮症における間質性肺病変の進行に酸化LDLが関与している可能性がある.%DLcoと酸化LDLの負の相関,酸化LDL上昇群で肺高血圧症合併例が多いことから,酸化LDLが肺高血圧症の病態の進行に関わっている可能性,または血管内皮障害の程度を表している可能性について考察した.
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© 2014 日本臨床免疫学会
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