日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P10-005  全身性強皮症患者におけるCSP-ELISA法を用いた抗血管内皮細胞抗体の陽性頻度と臨床相関の検討
岩田 洋平三浦 惠二小寺 雅也吉田 俊治田中 紅矢上 晶子松永 佳世子
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2014 年 37 巻 4 号 p. 378a

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抄録
【背景および目的】抗血管内皮細胞抗体(anti-endothelial cell antibodies; AECA)は血管炎や全身性自己免疫疾患において検出され,病態への関与が考えられている.現在,AECAを測定する標準的な方法は確立されておらずindirect immunofluorescence, Westernblotting, cyto-ELISAなどの方法が試みられている.全身性強皮症(Systemic sclerosis; SSc)におけるAECA陽性率は測定法により20-80%と大きく異なっている.近年我々は,AECAの新たな測定法としてsolubilized cell surface protein capture ELISA(CSP-ELISA)法を確立した.CSP-ELISA法では,血管内皮細胞抗原の立体構造のdenaturationが少ない形でELISAプレートに固相化が可能であり,より正確なepitopeを反映したAECAが検出できる利点がある.そこで,CSP-ELISA法を用いてSScにおけるAECAの陽性率と臨床相関について検討した.【方法】正常ヒト皮膚微小血管内皮細胞由来の膜画分を用いたCSP-ELISA法を用いてSSc患者86名,健常人31人におけるAECAを測定し,臨床症状との相関について検討した.【結果】AECAはSScの58%で陽性であった.AECA陽性SSc患者は肺線維症の合併頻度が高く,AECAの抗体価とKL-6は正の相関を,%VC,%DLcoとは負の相関を示した.また,クレアチニンクリアランス値と負の相関を認めた.【結論】AECAはSScの重症度と相関しており,有用な血清マーカーとなり得ると考えられた.
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© 2014 日本臨床免疫学会
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