日本臨床免疫学会会誌
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シンポジウム
シンポジウム3-4 AMEDの現状と課題
石井 健
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2016 年 39 巻 4 号 p. 300

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抄録

  末松理事長のリーダーシップのもと,「3つのLIFEを大切にした医療分野の研究成果を一刻も早く実用化し,患者さんやご家族のもとにお届けすること」を目指しAMEDが設立され1年半になろうとしている.

  戦略推進部は,AMEDの9つのプロジェクトのうち,6つのプロジェクトをそれぞれの研究課(医薬品研究課,再生医療研究課,がん研究課,脳と心の研究課,難病研究課,感染症研究課,研究企画課)が担当し,各省の予算で立ち上げられた複数の事業を束ねて運営している.部の職員は文部科学省,厚生労働省,経済産業省に加え,大学や国立の研究機関,医療機関,製薬企業から多様な人材から構成されており,事業の立案から,評価委員の人選,管理・評価の在り方の検討などを行っており,PD,PS,POを中心に関係者の多様な意見を調整しながら進めている.

  戦略推進部のプロジェクトはAMED設立以前から引き継いだものがほとんどを占めるため,既存のシステムを有効に利用しイノベーションを起こすことが重要と考えている.そのためには「異分野交流」「世代交代」「責任をとる覚悟」が重要だと考えている.本発表では私の所属する戦略推進部を中心にAMEDの現状と課題をお伝えしたい.

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