日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P1-23 ループス腎炎に対する寛解導入治療におけるミコフェノール酸モフェチルの短期的治療効果
河野 通大, 保田 晋助, 尾形 裕介, 阿部 早和子, 大西 直樹, 土井 基嗣, 谷村 瞬, 柴田 悠平, 中村 浩之, 菅原 恵理, 久田 諒, 神田 真聡, 大村 一将, 嶋村 抄苗, 清水 裕香, 加藤 将, 奥 健志, 坊垣 暁之, 堀田 哲也, 渥美 達也
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2016 年 39 巻 4 号 p. 386a

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抄録

  【目的】ループス腎炎(LN)に対する寛解導入期におけるミコフェノール酸モフェチル(MMF)の短期的治療効果を検討する.【方法】当院で寛解導入治療としてMMFを投与されたLN患者の治療成績について後向きに解析した.完全寛解(CR)を尿蛋白0.5g/gCre未満かつ正常GFRもしくは正常GFR下限から90%以内への改善,部分寛解(PR)を尿蛋白3.5g/gCre未満への半減,かつ正常GFRもしくは正常GFR下限から90%以内への改善と定義した.【結果】全24例(女性20例)のうち,13例が前治療不応例もしくは再燃例であり,11例は初回寛解導入例であった.全例の治療開始1,3,6ヶ月後のCR達成率は,それぞれ17%(4/24),33%(8/24),43%(10/23)であった.初回寛解導入例の1,3,6ヶ月後のCR達成率はそれぞれ27%(3/11),64%(7/11),80%(8/10)であり,PR達成率は1,3,6ヶ月で45%(5/11),91%(10/11),100%(9/9)であった.6ヶ月時点での治療抵抗性に関連する因子として尿蛋白 ≥ 3.5g/g・Cr(p = 0.019),CH50低値(p = 0.046),SLEDAI-2K高値(p = 0.023),V型を含む腎生検所見の既往(p = 0.040),前治療不応(p = 0.003)が挙げられた.【結語】LNの初回寛解導入治療としてMMFの治療成績は良好であり,再発・難治例に対してもMMFが有効である症例が存在する.また初回寛解導入例ではMMF治療開始後,比較的早期から効果発現が期待できる.

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© 2016 日本臨床免疫学会
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