日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-44 細胞傷害性T細胞を誘導可能な新規組換えBCGワクチンの開発
相澤 志保子早川 智
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2016 年 39 巻 4 号 p. 425b

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抄録

  【目的】BCGのワクチン効果の限界が示唆されており,より効果的な結核ワクチンの開発・実用化が待たれている.我々は,BCGに非結核抗酸菌由来のAg85Bタンパクを発現させた新規組換えBCGワクチン(rBCG-αK)を作成し,マウスにおける免疫応答の解析を行ったので報告する.【方法と結果】rBCG-αKをH-2ハプロタイプの異なるBALB/cとC57BL/6に接種し免疫応答を解析した.Ag85Bのプールペプチドを用いた解析の結果,C57BL/6における抗原特異的CD4細胞を誘導するエピトープを見出し,既知のCD4エピトープと同一であることを確認した.しかし,BALB/cではこのCD4エピトープペプチド刺激による抗原特異的CD4細胞の誘導はみられなかった.一方,BALB/cにおいて抗原特異的CD8エフェクターT細胞を誘導可能なエピトープを発見したが,C57BL/6においては,このエピトープによるCD8細胞の誘導はみられなかった.そこで,これらのマウスのF1世代であるCBF1マウスの免疫応答を解析したところ,抗原特異的CD4細胞とともに,BALB/cよりも強い抗原特異的CD8エフェクターT細胞が誘導された.【結論】新規組換えBCGワクチン(rBCG-αK)は細胞傷害性T細胞を誘導可能である.抗原特異的CD8エフェクターT細胞の強い誘導には,CD4細胞の存在が重要であることが示唆された.(会員外共同研究者 本多三男,松尾和浩)

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© 2016 日本臨床免疫学会
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