日本臨床免疫学会会誌
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一般演題(ポスター)
P2-45 TRIM蛋白によるprecision autophagyは自然免疫応答を制御し自己免疫疾患発症を抑制する
木村 友則Deretic Vojo
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2016 年 39 巻 4 号 p. 426a

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抄録

  TRIM(Tripartite motif)ファミリー蛋白は多くの免疫機能を持ち,各種自己免疫疾患とも関連が深い.オートファジーも不明な機序で自然免疫を制御しているが,最近,TRIM蛋白がオートファジーと密接に関係することが知られるようになってきた.我々はTRIM蛋白がオートファジーの制御性受容体として,自然免疫応答の重要因子に結合し分解することを報告する.TRIM20(MEFV)はインフラマソーム構成因子のNLRP3/NLRP1/Pro-caspase 1と結合しつつ,オートファジーの制御因子であるULK1/Beclin 1/ATG16L1をリクルートすることで分解する.同様の機序でTRIM21(SLEやSjogren症候群における自己抗体の抗原であるSS-A)はIRF3を分解することでI型インターフェロン反応を抑制する.家族性地中海熱(Familial Mediteranean Fever, FMF)にみられるTRIM20の変異は,NLRP3の分解不全を呈しており,病態との関与も示唆された.以上よりTRIM蛋白がオートファジーの制御性受容体として,precision autophagyを介して自然免疫応答を制御し自己免疫疾患発症を抑制することが判明した.

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© 2016 日本臨床免疫学会
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