日本臨床免疫学会会誌
Online ISSN : 1349-7413
Print ISSN : 0911-4300
ISSN-L : 0911-4300
扁桃摘出術が著効した抗核抗体陽性の掌蹠膿疱症性骨関節炎の1例
仲井 宏充岡野 光博
著者情報
ジャーナル フリー

1994 年 17 巻 2 号 p. 116-120

詳細
抄録

多発する骨・関節炎を呈するPAOの1例を経験した.抗核抗体の陽性よりアレルギー素因を有する可能性が示唆された.また,扁桃誘発試験によりPPPの悪化を認めたため扁桃の慢性炎症による病巣感染アレルギーが原因と考えられた.扁桃摘出術によりPPP, PAOともに自覚症状の消失,他覚所見の改善を認めた.

著者関連情報
© 日本臨床免疫学会
前の記事 次の記事
feedback
Top