日本臨床免疫学会会誌
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病態に応じて血清Th 1, Th 2サイトカインレベルの変動を認めた好酸球性筋膜炎の1例
三角 緑出口 治子辻 隆上田 敦久大野 滋萩原 恵里青木 昭子石ヶ坪 良明
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2002 年 25 巻 3 号 p. 263-269

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抄録

症例は25歳女性. 1999年7月右膝関節・足関節の腫脹・疼痛が出現し,筋生検と典型的な皮膚所見より好酸球性筋膜炎と診断された.プレドニゾロン20mgより開始し漸減したが, 2.5mgの時点で症状再発を認めた.経過中,経時的に血清サイトカインレベルを測定した.治療前に比して治療反応後では血清IL-4レベルの低下とIFN-γレベルの上昇を認めたが,再燃時には治療前のレベルに戻っていた.好酸球性筋膜炎の病態にサイトカインバランスが関与している可能性が示唆された.

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