トレーニング指導
Online ISSN : 2434-3307
Print ISSN : 2433-6742
原著実践論文
身長発育からみた小学生男児レスリング選手における 体力・運動能力の発達特性
木村 元彦 相澤 勝治渡辺 英次佐藤 満三島 隆章尾縣 貢
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 4 巻 1 号 p. 3-9

詳細
抄録
本研究では小学生期男児レスリング選手の体力・運動能力の発達特性を明らかにすることを目的とした。対象者は小学生期の男児レスリング選手延べ291名であった。アロメトリー式“y= bxa”を得るために、身長に従って分類した測定値を両対数グラフにプロットした。変移点を算出した結果、20m走速度は身長約118cmで変移点が認められた。立ち幅跳び、反復横跳び、リバウンドジャンプ指数、タックルジャンプは身長約143cmで変移点が認められた。主な結果は以下のとおりである。 1. 前方への瞬発力と敏捷性およびタックル動作の発達は相似である。 2. 前方への瞬発力と敏捷性およびタックル動作の発達は、思春期ピークを迎える直前まで継続して発達する。
著者関連情報
© 2021 日本トレーニング指導学会
前の記事
feedback
Top