腎移植後は,長期にわたって良好な自己管理を続けることが,移植腎の長期生着や合併症の予防となり,QOLの向上へとつながる。今回,腎移植患者の血圧測定,体重測定,服薬行動についての実態を明らかにすることを目的とし,アンケート調査を行った。その結果,年齢においては30~39歳で血圧・体重測定を毎日実施している割合が低く,さらに移植後5年以降から薬を飲み忘れる割合が増加していた。また献腎移植に比べて生体腎移植の方が,血圧測定を毎日実施している割合が低く,薬を飲み忘れる割合が高くなっていた。そのため,腎移植患者の自己管理行動には,年齢や移植経過年数などを考慮した上で,病棟看護師とレシピエント移植コーディネーターが連携しながら,継続的に支援していくことが重要である。