計算機統計学
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自律的クラスタリング法について
佐藤 義治
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2003 年 15 巻 2 号 p. 219-229

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抄録
近年,自律的エージェントシステムは適応制御などの分野においてその応用研究や有効性に関する議論が盛んに行われている.クラスタリングは分類の対象となる各個体が類似性で表現された個体間の情報から自律的に近づいたり,離れたりすることによりクラスターを形成する一つの自律的システムとみなすことができる.クラスタリングにおいては,各個体を自律的エージェントとみなし,個体間の類似性関係を与えられた環境と考えるものとする.さらに,このシステムにはエージェントの行動規則(action rule)を適当に与えることが重要である.この規則に基づくエージェントの自律的な行動によってクラスターが形成される.本論文では,自律的クラスタリング手法により,クラスターの検出能力はどの程度のものかを,具体的な例を用いながら考察をすることが目的である.
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© 2003 日本計算機統計学会
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