計算機統計学
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多次元値関数データにおける異常領域の検出法とセンシングデータへの応用
松井 佑介小宮 由里子南 弘征水田 正弘
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2014 年 27 巻 2 号 p. 65-77

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抄録
本論文では,時間に依存して連続的に得られる多次元のデータにおける異常領域の検出法を提案する.はじめに,各次元ごとに異常領域を特定する方法を考え,「値が異常に高い領域」,「値が異常に低い領域」,「その他の領域」の3つに区分する.その上で,複数の次元において同時に異常となる領域を同定する方法を述べる.福島県における空間線量率を測定したセンシングデータを用いて,本手法が有効であることを示す.
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© 2014 日本計算機統計学会
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