計算機統計学
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総合報告
非計量因子分析における近年の発展
牧野 直道
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2019 年 32 巻 2 号 p. 135-146

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抄録

 探索的因子分析は, 観測変数が量的変数であることが仮定されていることが多いが, 心理学・社会科学においては, 質的変数も観測されることが多く, 先行研究において, 質的変数に対する探索的因子分析の手法が様々開発されている. 本稿では, 数量化を用いる方法である非計量因子分析に焦点をあて, はじめに非計量因子分析の先行研究について, モデルと推定法について比較を行う. 続いて, 近年発展している行列分解因子分析の解の解釈可能性向上に関する手法が非計量因子分析にも拡張できることを示す. 最後に, 非計量因子分析の今後の課題について議論を行う.

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© 2019 日本計算機統計学会
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