川崎医科大学物理教室
岡山大学理学部
1997 年 9 巻 1 号 p. 55-63
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一様な出現確率を持つ無規則な離散変数の無限系列について,隣り合う極大値(あるいは極小値)間の数列の長さである位相周期の確率を離散値rの関数として導出する.位相周期の平均値,外見周期は3+3/(2r-1)で与えられる.少数の擬似乱数列や一般の数値実験などに用いられる大量の擬似乱数列に対し,任意の離散値rで離散化した乱数列の位相周期出現頻度をこの確率理論と比較することによって,元の数列の出現頻度の一様性,時系列の無規則性を調べることができる.
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