計算機統計学
Online ISSN : 2189-9789
Print ISSN : 0914-8930
ISSN-L : 0914-8930
SASによる医薬研究の例数設計 : シミュレーションによる検出力の評価
浜田 知久馬岸本 淳司
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 9 巻 1 号 p. 75-80

詳細
抄録
医学・生物学系の研究において,実験計画における最も重要な問題はサンプル・サイズの設計である.簡単な2標本問題については,サンプル・サイズの計算公式が知られている.ところが実際の医薬の応用研究においては,多群の試験デザインが要求されるケースが多くなってきている.このように多少複雑な問題については,サンプル・サイズの計算公式は十分には整備されていない.本稿ではこのように解析的なアプローチで対応が難しい多群の例数設計の問題について,SASの乱数関数と,MULTTESTプロシジャを用いて,シミュレーションによってサンプルサイズ設計を行うアプローチを紹介する.
著者関連情報
© 1997 日本計算機統計学会
前の記事 次の記事
feedback
Top