大阪大学大学院理学研究科分子熱力学研究センター
2001 年 28 巻 5 号 p. 200-209
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格子振動の熱容量への寄与について解説した。調和近似の範囲では格子振動による熱容量の理解はフォノン状態密度の理解と同義である。デバイモデルを越えるには結晶の周期性を利用して格子振動計算を行なう。1次元結晶について計算法を詳述し,現実の3次元結晶への拡張について説明した。格子熱容量解析のいくつかの実例を示すと共に,格子熱容量に関わる今後の課題についても簡単に紹介した。
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